大法輪の編集部から原稿の依頼をいただきました。

仏教雑誌なので、お坊さまや学者の方々のお話が多いなかでの
仏師の視点からという事でした。

観音の特集をやる中で私の担当は
観音さまにちなんだエッセイを、というものでした。

エッセイ?なるものは初めてなので、周りの方々に迷惑をかけ戸惑いながらも何とか文章にまとめました。

出来上がった本を送っていただき、改めて拝読致しました。

観音さまと並んでお不動さまの特集はもちろんのこと、仏教のいろいろな読み物があって興味深かったです。

ワタシのところだけは飛ばしましたが。

中でも一番のオススメは、大法輪アーカイブスで、大西良慶 清水寺貫主さまのお話です。

関西弁まじりの優しい語り口で
観音さまと地蔵さまのことを説いておられて
います。

難しい言葉を使わずにわかりやすく教えておられて、ストンと腑に落ちるお話なのです。ぜひ読んでみてくださいませ!


秘密の密
仏陀の陀
僧侶の僧

みつだそう

この言葉は何を指しているのでしょうか?

お坊さんの事ではありませんよ。

なんだか怪しげ?な言葉ですね。

調べモノをしてる中にこの言葉が出てきます。

8世紀頃に使われた技法に密陀絵なるものが出てきます。

今で言うところの油絵の技法といえば分かりやすいでしょうか。

乾性油ーいわゆる乾く油の性質で描く訳ですが廃れてしまい、幻の技法となってしまいました。

私は恥ずかしながら、日本では古来から絵は膠で描くものーメディウムとして膠水を使用してきたとばかり思ってきた訳で

まさか油絵とは…

で、冒頭の密陀僧とはなんやねん、です。

乾性油として使用されるのは、桐油、荏の油、亜麻仁油などですが
これだけで絵が描けるわけではありません。

これらの油に何かを混ぜるのですね。

そこで密陀僧なんです。

密陀僧は調べると簡単にみつかります。

一酸化鉛、鉛の化合物ですね。
昔から顔料の一種など幅広く使用されてきたものです。

密陀僧なんて名前が付けられたのはずっと後の事らしいですが、何とも面白いネーミングですね。

もちろん混入するのは密陀僧だけではありませんが、油の硬化を早める為のモノという事ですね。

この油を密陀油といい、コーティング材にといった使われかたもあるようです。

ただはっきりとした密陀油のレシピは見当たらないので、誰か知っていたら教えてほしいです。

ちなみに上の画像は膠を使って描いたものです。

  • 2018.07.11 Wednesday



近くのお花屋さんに入ると、蓮の花を見かけました。

鉢で咲かせておられたので、私の目線の辺りにすらっと茎を伸ばした姿の涼やかで美しいこと。

外の暑さとは打って変わって店内は、お花の為にエアコンが効いて涼しいものです。

あれ?普通なら店の外にあって道行く人の目を楽しませてくれてましたよね?

そうなんです。
外は暑すぎてお花がダメになってしまうそうです。
みずみずしい葉も、日光が強すぎて色が悪くなってしまうとのこと。

夏の花なのに今年は蓮にとっても過酷な夏であるようです。


蓮の花は仏さまが上に立たれたり、座られたりしてますね。

確かに蓮肉と呼ばれる蓮の実が成る部分は
何か乗れそうな形をしているし、丸い葉っぱもまた然りです。

泥水から茎を伸ばし、汚れのない素晴らしく美しい花を咲かせる様子は他のどんな花よりも幻想的です。

夜明け前の涼しいひとときにぜひ蓮池を訪れてみてください。

この世のものとは思えぬ群生した蓮は

立ち入る事のできない水の上に形の良い葉を思いおもいに広げ

明かりが灯るように咲く花はなんとも言えない神々しさです。

その時その場所に居合わせることがあるのなら、仏さまの世界を感じることに何の不思議もない気がするんです。




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