季節がすっかり変わりました。

瑞々しい若葉の季節から初夏の気配もしてきます。

仕事場との往復で閑散とした街中を歩いていると、春の花々がいろいろと目に入って参ります。

粛々と仕事のみをこなす毎日ですが、
いつのまにか時が進むのを肌で感じています。

ふと、見覚えのある可愛い花が目に入ってきました。

美しい若葉のなかに星のような山法師の花、といってもガクなんですが、この白い星がなんともモダンで素敵です。

私の大好きな花の一つです。

この山法師、星ではなくて山の僧兵の姿だそうです。

うまく例えたものですね。


何度も来ている、お気に入りのトコロです。

花の季節ならもっと良いのですが、もっと人も多くなります。

麗かな冬の日を見つけてどこかお散歩という時に良い場所のひとつですよ。

そうここは、平安神宮の神苑。

神宮拝殿向かって左手から入れます。

お庭を巡って終わりの方になると、大きな池に架かる屋根付きの橋が見えてまいります。

うーん!素敵。

なんとも優雅な橋です。

泰平閣と呼ばれるこの橋は見た目も美しいですが、渡ると欄干べりが座れるようになっていて、散策に疲れた足を休めるのに丁度いいカンジです。

人が少ないおかげで、独り占めの橋の中程から、ぼーっと鯉や鴨などの生き物を眺めたりしてると、賑やかな神宮のすぐ脇である事を忘れてしまいます。

見てヨシ、渡ってヨシ、佇んでもヨシのこの橋を主な目的に参っております。


神代杉などに代表されるように、湖底などの泥のなかに千年、2千年と埋れたままになっていた木のこといいます。

なんとも言えないグレーがかった茶色と言うのでしょうか。

長ーい時をかけて出来上がった色ですから
普通のとは違った美しさがありますね。

欅や楡などもありますが、これは桧の神代なんです。

あまり出会うことがないのですが、ずいぶんと前にいただいたのをやっと使おうという気になりました。

小さいものでしたので、何がつくれるかなと迷っておりましたが、やっぱり誕生仏。

お釈迦さまがお生まれになった時の姿ですね。

普通の桧とは違って刀の感触が柔らかく、ヘタをすれば潰してしまうのを、目にそって優しく削っていきましょう。


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