秋の特別拝観と霊宝館での密教美術の展示を拝見にいきました。

孔雀明王の仏画や愛染明王、五大明王など、密教好きにはたまらない仏さまに会う事が出来ます。

特別拝観の金堂は、佇まいも御所の紫宸殿を移築しただけあってお寺でありながら雅な王朝文化を感じさせてくれます。

暗く厳に荘厳された内陣の仏さまにご挨拶して裏堂にまわると
初公開といわれる五大明王が色鮮やかに描かれており、なかなかの迫力でした。

沢山の倒木が積まれてあって台風のつめ跡が痛々しいものの、
世界遺産に指定されるだけあってまわりの豊かな木々や借景となるやなだらかな山の緑が気持ちいいんです。

背後の山には御室八十八ヶ所があって、巡るのも楽しそうです。


少し上がってみました。
お参りすると次の祠がいい具合に見えてつい行きたくなってしまいますが、時間がないので引き返してきました。

また、この次の機会に残して残る御殿に向かいます。

宸殿や書院に繋がる渡り廊下が楽しく、しばし平安時代の雅な空間に身を置いた気分になります。

なんとも素敵です。

工事中の観音堂もお参りできなかったので、有名な御室の桜の頃にまた、来れるかな。






蔵王堂です。

東大寺の次に大きいお堂…日本で2番目に大きい木造のお堂だそうです。

蔵王権現さまがおられます。

こんな大きなお像をどうやって入れたのだろうか?と思うくらい大きな蔵王さまがおられます。

それも3体も!

山嶽仏教の修験道のご本尊としておまつりされています。

今回は御開帳でなかったので蔵王さまとはお会い出来なかったのは残念でした。

この吉野は桜で有名なのと、南北朝時代の南朝の地としてもご存知の方は多いと思います。

でも、それよりももっと古く7世紀後半に役行者(えんのぎょうじゃ)がこの地で蔵王権現さまを感得され、みずから刻まれたとあります。

霧の中に蔵王堂がうかがえ
近づくにつれて次第に浮かびあがって
威風堂々と聳え立つ蔵王堂。
なんだか勇ましくてカッコいい?といったらヘンでしょうか。

そう言えば時折見かける修験道の行者さんたちも独特のカッコよさがありますよね。

行者さんーストイックーカッコいい、ということかな?

堂内では役行者もおられるのと、ほかの蔵王権現さまをはじめいろいろ仏さまがおられます。

じつは向かって右手奥になかなかオトコ前な蔵王権現さまがおられるのですよ。


さざえ堂。

そう、あの貝のさざえね。

福島の会津若松にそれはあります。

小さいですがとても珍しい六角形のお堂です。

三層を螺旋のスロープで登って降るようになっています。
ぐるぐるぐると三層まで上がりぐるぐるぐると降りていくのですが、二重螺旋なので同じ通路を降りる事はないのです。

上がる人と降りる人が出会わないように一方通行なんですよ。

昔は三十三観音を配置して、登り降りしたら全部まわれるというコンパクトで時短な構造です。

200年以上も前に、こんな面白いお堂を考えて建ててしまった人がいるなんて、すごいアイデアですよね。

今でも登れるところもすごいです。

ぐるぐる目が回りそうになりながら狭い通路をやっと上がったかと思うとすぐ下りでぐるぐる降りてまた目がまわるー。

世界でも一つしかない名建築といわれる旧 正宗寺 円通三匝堂(えんつうさんそうどう)はさざえ堂といわれています。

スロープを巻貝のさざえに見立てたネーミングもなかなかです。


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