聖徳太子ゆかりの四天王寺で、没後1400年の節目に遺徳をしのぶ「聖徳太子1400年御遠忌」。

昨年10月より始まり、本日は最終日にあたる結願の日でございました。

 

100年に一度の大法要と聞いています。

お祝いするかのようなお天気になりました。

 

金堂から仏舎利を玉輿で御運びし、聖徳太子十六歳のお像は鳳輦に乗っておられます。

聖霊殿から石舞台を見下ろす六時堂に来られました。

 

 

お坊さまがたは声明で太子を讃え、雅楽が始まります。

お坊さまがたは高座にあがり法華経四巻を読誦するなか、舞楽もそろりそろりと始まります。

 

雅な音色と鮮やかな衣裳、独特のゆったりとした古式の踊りはなんとも不思議な感じです。


理性院の門をくぐると、正面にたくさん石仏が出迎えてくれます。

なかなかの数で、これだけあると圧巻ですね。

醍醐寺の塔頭のひとつではありますが、此方の本尊さまがとても珍しい仏さまです。

残念ながら秘仏でお目にはかかれません。

大元帥明王という明王さまですが、相当怖いカンジのお姿です。

理性院流の大元帥法を長きに渡り護持してこられた寺院のなかは、至って静かで落ち着いた雰囲気に包まれています。

荒ぶる仏さまとは対照的なんですね。

聖天さん、いわゆる歓喜天をお祀りするお堂もあって、よく考えたらめちゃコワイ仏さまばかりがおられます。

いずれもシロウトがさわれない?仏さまなんですよ。

何でも手に入る昨今ですが、さわってはイケナイ、拝見する事も憚れる存在もあるのですね。




福知山に紫陽花で有名な観音寺があります。

ちょうど梅雨の晴れ間のタイミングでお天気に恵まれました。

とはいえ晴れすぎ?ですねー。

紫陽花にお日様はあまり似合わない事を実感しました。

紫陽花にはしっとりと雨上がりや、小雨の中を拝見するくらいがいいものなんですね。

たくさんの紫陽花に囲まれた仁王門から上がっていくと立派なお堂があります。

お堂には、千手観音さまが秘仏として宮殿(くうでん)にお祀りされています。

その扉の前には、お前だちの千手観音さまがおられます。

ご住職のお人柄からか、訪れる人々に喜んで頂けることを大切になさっておられるのが感じられます。

山ぎわの紫陽花の壮観な様はなかなかの見応えなんですが、さながら若冲の絵を彷彿とさせる鶏が何羽も放されて、こちらも見惚れてしまいます。

なんかいいなぁ。




Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

ブログ記事でご紹介した各地の位置を地図から総覧いただけます。ぜひ旅先でお立ち寄りください↓

これまでの記事をまとめてご紹介
『かゆう雑記帳』↓

Selected Entry

Archive

Comment

Link

ブログ記事をお読みになられた後に両バナーをクリックしていただければ励みになります↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

Search