仏さまの仕上げに開眼をします。

おそらく制作過程でいちばん緊張する場面でしょうか。

見てるほうもね。

木地の仕上げであっても、彩色や截金、金箔の仕上げであっても最後に髪の色をぬって、さあ、開眼なんですね。

眉毛と上瞼のライン、白眼と瞳、唇に朱をいれます。

必要に応じてお髭もいれます。

玉眼という目の部分にガラスの目を嵌める場合は内側から瞳を描き入れます。

白眼には白い綿を使うのですよ。

昔ながらのやり方です。

いづれもなかなか難関なのです。

如来や菩薩の綺麗な山形の眉もあれば、
お不動さまなど粗々しい忿怒を表現する凛々しい眉もあり
七福神のお爺さんのような眉も描いたりします。

白目と黒目のバランスも微妙なところで仏さまの性格に沿って加減が必要てす。

唇もまたしかり。

やり直しがほとんど出来ないとわかっているので余計に緊張するよね、普通は。

私もやらないではないですが仏所では、真やさんにいつもしてもらってます。

絵なら描けるんだけどなー。

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