これは迦楼羅(かるら)の伎楽面を復元をしています。

飛鳥時代、最古の伎楽面を同じにつくる。

面ですから等身の仏さまの頭部のみを拵えるわけです。

そんなに難しいお題ではないのですが、いやしかし!

完成に至るまで、わかる限り同じ工程をふむとなるとなかなかハードルは高くなってきます。

ここは仏所の腕の見せ所という事でしょうか。

同じような木目になるよう材を選び、データを元に作った樹脂型を原型に彫刻をしていきます。

欠損した部分は現存する他から推測したり、当時の制作者の思いを重ねて想像したり。

もちろん接着剤も漆などに混ぜ物をしたノリや盛り上げ材を使ったり、彩色も当時と同じような材料を探し、試しながら進めていきます。

けっこう手に入るものや今だに使っているものも多く、案外進歩がないという事?いやいやすでに完成されていたという事ですね。

現代では、材料の選択肢が増えているのですが、昔ながらのものが案外良かったりすることも多々あるのですよ。

思いのほか手間のかかる仕事ではありますが、1400年前の感性の鋭さと、技術の確かさに思いを通わせられた事が収穫です。

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