玉眼の開眼をし終えたところです。

修復のためお預かりしているのですが、玉眼の場合は、ガラスが嵌め込まれているので内側から目玉?な様子を描き込みます。

大抵はお面のように、顎のあたりや耳の後ろで剥ぎ合わせる仕組みです。

こんなふうに並んでるのも珍しいですよね。

十二神将なんで、いろんなお顔です。

元のお顔の画像を見ながら同じように裏側から描いておいて、目のフチも赤みをさしてー。

最後に白目にあたるところはワタを仕込むとなかなかのリアル。

後は剥ぎ合わせて漆の下地をしたのち、彩色という事になります。

こういう修復の仕事も、なかなか大変です。

前の傷んだ下地など全て剥がすと、結構バラバラになってしまいます。

パーツになったひとつひとつをパズルのように組み合わせていくのは、なかなか根気のいる事で、全く欠損している場合は新しく木を足してつくります。

こうして令和の時代を超え、仏さまはこれからも永らえて行かれるのですね。

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