浄住寺の釈迦牟尼像のお話の続きなのですが、お預かりした仏像は実はあと二体あります。

本尊 釈迦牟尼像のお厨子が安置されてた須弥壇上には
脇の隠れたスペースに無造作に片付けられた仏さまが二体ありました。

ずいぶん痛んでるようです。


この際なので、片付けも兼ねて全て須弥壇から降ろしたところ
これまた珍しい仏さま、そしてお地蔵さまがおられたんです。

珍しいというのは、本尊よりも小ぶりのお釈迦さまの事なんですが
いわゆる出山の釈迦と言われるカタチです。

修行し痩せてぼろぼろの衣を纏った姿なのです。
あまり彫刻では見かけませんね。
おそらく本尊と同じ頃の作と思われます。

私が気になっていたのは、もう一体のお地蔵さま。


ぱっと見は平安時代の様相です。

ずいぶんと痛んで彩色もわからないくらい汚れていますが、よく見ると截金らしき文様もうかがえます。

仏所に持ち帰ったところ仏師の皆の見解も平安時代後期かなと。
11〜12世紀ごろね。

同志社大学の井上先生も平安時代後期とおっしゃったのでこれはいよいよ間違いないかと。

両手、両足先が無いのと持物が無いなどの他多少の欠損はあるもののなんともスッとしたかわいいお地蔵さまです。

時代の古さもさることながら将来的には文化財となるかもしれないとの見立てです。

ほーほー!
なんだか皆ちょっとした興奮状態。

だって800年以上前の仏さまなんですもん!

                       これまた続きまーす。



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