胡粉という絵の具があります。

日本画の絵の具の中でも扱いにくいモノのひとつですね。

もちろん胡粉にも種類がありますが、絵を描くにはなるべく良いものを選んでいます。

胡粉の良さは、なんといってもその発色の美しさに他なりません。

キメの細かさのせいなのか、輝くような美しさをもっています。

他の絵の具に比べて拵え方も特殊です。

日本画を習った方ならご存知と思いますが
膠を使う事は共通であるものの、胡粉は少々メンドくさい作りかたをします。

1.乳鉢ですり潰す。
2.皿に取り濃い目の膠で練る。
3.しっかり練ってからダンゴ状に丸める。

あとは、皿に何度もタタキつけるなどありますが、3.がきちんと出来ていたら大丈夫な場合もあります。

などなど、手間のかかる胡粉ですがそれだけの価値のある素材なんです。

絵の具としても分かりづらいところがあります。
筆で塗って、乾いて初めて白く発色するので、塗っている時には白さがわからないのがツライところです。
経験からしか得ることが出来ないので当然アーアということもありますね。

そんな経験をたくさん重ねてみて初めて胡粉の上品な美しさを理解し操ることができるのでしょう。

単なる白の絵の具ではない胡粉の美しさは日本画の絵の具のなかではなくてはならない素材の一つですね。

Comment
こんにちは。画材のお話とても楽しく読ませていただいています。絵の具はチューブからニューっとでてくる、顔彩は筆に水をつけてちょいちょいっと画ける、その程度の知識なのです。絵も描けないし…。
でも72色の色鉛筆とか持ってるだけで満足で買っちゃって娘に突っ込まれます。
胡粉も『貝の粉』程度しか知りませんでした。
一体昔の人はどんなひらめきで貝の粉を、しかも膠を使って画材に使おうと思ったのでしょうね、本当にすごいと思います。
いつもいつも楽しいブログでついついコメントしてしまいます、すみません。M(_ _)M
  • ぴろんこ
  • 2018/08/15 13:29
いつもコメントありがとうございます。

あたりまえに使ってきたものが、以外と珍しかったりする事があるものですね。
学生の頃からいろいろな先生に日本画なるものを教えていただきましたが、先生によって材料の扱いは少しずつ違うので、教わった事から取捨選択して私なりのやり方に落ち着いてきました。
画材ってとても魅力的で、道具を手に入れて満足してしまうことはよくありますね。
私もつい買ってしまいます。笑
  • かゆう
  • 2018/08/15 20:39





   

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