玉眼の開眼をし終えたところです。

修復のためお預かりしているのですが、玉眼の場合は、ガラスが嵌め込まれているので内側から目玉?な様子を描き込みます。

大抵はお面のように、顎のあたりや耳の後ろで剥ぎ合わせる仕組みです。

こんなふうに並んでるのも珍しいですよね。

十二神将なんで、いろんなお顔です。

元のお顔の画像を見ながら同じように裏側から描いておいて、目のフチも赤みをさしてー。

最後に白目にあたるところはワタを仕込むとなかなかのリアル。

後は剥ぎ合わせて漆の下地をしたのち、彩色という事になります。

こういう修復の仕事も、なかなか大変です。

前の傷んだ下地など全て剥がすと、結構バラバラになってしまいます。

パーツになったひとつひとつをパズルのように組み合わせていくのは、なかなか根気のいる事で、全く欠損している場合は新しく木を足してつくります。

こうして令和の時代を超え、仏さまはこれからも永らえて行かれるのですね。


福知山に紫陽花で有名な観音寺があります。

ちょうど梅雨の晴れ間のタイミングでお天気に恵まれました。

とはいえ晴れすぎ?ですねー。

紫陽花にお日様はあまり似合わない事を実感しました。

紫陽花にはしっとりと雨上がりや、小雨の中を拝見するくらいがいいものなんですね。

たくさんの紫陽花に囲まれた仁王門から上がっていくと立派なお堂があります。

お堂には、千手観音さまが秘仏として宮殿(くうでん)にお祀りされています。

その扉の前には、お前だちの千手観音さまがおられます。

ご住職のお人柄からか、訪れる人々に喜んで頂けることを大切になさっておられるのが感じられます。

山ぎわの紫陽花の壮観な様はなかなかの見応えなんですが、さながら若冲の絵を彷彿とさせる鶏が何羽も放されて、こちらも見惚れてしまいます。

なんかいいなぁ。



儀式用の供花を用意します。

仏所での儀式というと、ほとんどが鑿入れの儀式なので、あまり大きな活けものはできませんが、その時の仏さまの雰囲気に合わせて用意しています。

「花政」にて、その時々のお花をお願いしています。

毎度、仏事に使うオーソドックスな花器に、季節の花を美しく活けてもらう事にしていて、ありがちな菊などは避けてもらっています。

仏さまのイメージからワタシの勝手なリクエストを快く聞いていただき、和花を中心に自然から摘んできたような趣きが素敵なんです。

今回は、お日さま、お月さまと星々をイメージして貰いました。

赤い太陽と白い月は千手観音も持っているし、阿修羅や妙見菩薩も持っています。

雨宝童子の絵にも、手にこそ持たないものの上空に並んで描かれていたりします。

お日様になぞらえて、真っ赤なケイトウのみを指定して、あとはお任せします。

ほらね。

素敵なお供えのお花になりました。



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