おしゃれなのは人ばかりではありません。
 
仏さまの世界はどの仏さまもおしゃれなのですが、この文殊菩薩のいでたちもなかなかです。

 

 
袈裟に見立てた大衣の下が甲冑という、クールでカッコいい姿が特徴です。
 
もちろん昔の作例があっての事ですけれど、
すてきだと思いませんか?
 
普通の菩薩いわゆる条帛・裙・天衣の組み合わせではないところが面白いのと、髪形も一髻(ほかに五、六、八髻とあります)の上に経箱を乗せています。
 
変わってますよね。
 
獅子の上に座しているので、勇ましい感じも増しています。
 
釈迦を中心にして三尊とする場合に文殊さまと象に乗った普賢さまを脇侍とします。
 
普通の姿もありますが、このカタチは作例が他に無いので制作したかったんです。
 
胸元の甲冑と大衣の美しい流れるような衣のひだがなんとも惹かれるものがあります。
 


仏さまの衣装といえばチョット変わってますよね。

日本ならではの着物ではないし、
もちろん洋服は違うし、
仏教のルーツであるインドの衣装でさえもちと違う。

お坊さまの袈裟に関しては如来の纏う大衣と共通したものもあります。
袈裟については、お釈迦さまの糞掃衣に由来します。

明王や菩薩の衣装の多くは、裙(くん)条帛(じょうはく)天衣(てんね)と呼ばれる3種類からなります。

裙はいわゆる腰巻きみたいなカンジでしょうか。
身体の中央であわせ、腰紐で結わえています。
裙の上部は折り返して、短い飾り布を重ねたりしているときもあります。

条帛は左肩から右脇に斜めに掛けている細長い布です。

天衣は両肩に掛けている長ーい布ですね。
ショールではありませんよ。

基本は、右肩から左腕に、左肩から右腕に
優雅に掛けています。
ややこしいところで、こんがらがってしまいそうなトコですね。

もちろん変則もアリなので、あくまでも基本形です。

画像の不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)は、変わった条帛です。
鹿皮を左肩に纏っているのですね。

天台系の六観音のなかのひとつとされています。



ずいぶんと仕上がってきたと思いませんか?

唐草の部分の厚みも薄く、端っこの始末も整ってきた所で頭光と真光の飾りも彫っていきます。

これは結構オーソドックスなやり方です。

フチから、キク座、ヒモ、玉、ヒモ…

なんのことかいな?

キク座、たぶん菊の花びらを様式化した飾り

ヒモ、一定の巾の縁取り

タマ、丸いつぶつぶ

ヒモ、一定の巾の縁取り

この4種類の組み合わせはよく使うやり方で珍しくもないけどキレイで好きな部分です。

この規則的な彫刻と周りの動きのある唐草のツルは相まってお互いに引き立てあう、ステキなコンビネーションなんです。

ここまで来ると早く完成が見たいですが、まだしばらくガマンガマン。

早く左右を合体させたいなー。


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