カタチになってきました。

正中線と一寸ごとの平行線を常に意識しながら進めてきました。

描いた図面をたよりに少しずつ詰めてくるのは、面白いところです。

ぼんやりした外形から確実に余分なところを取り払っていく。

時期をみて、天衣と身体の空間をあけるとますますハッキリしてきます。

おおー姿がみえました!

身体のまるみや腕のまるみもわかりやすくなりますね。

となると、どんどん進めていく事ができます。

こうなると、やらずにはおれなくなって
今度は取りすぎに注意しなくては!

足もとは蓮台から掘り出すタイプなので、足をつくるのが遅れがちです。

蓮台の面が木口面になるのでやりにくいのよね。

そうそう、髷のところが手付かずでした!


あら彫りです。
鑿とゴム槌でおおまかに取っていきます。

小さいので、粘度の原型も無しで図面でのみ彫り進めています。

榧の木は初めてですが、キメの細かい良い木なので彫りごこち?もなかなかGOODです。

彫刻しながら、少し黄色みのつよい美しい木肌に惹かれます。
香りも独特ですよ。

この木にちょっとハマってしまいそうです。


小さくても固定した方がやりやすいので、小さめのクランプを使います。

有ると便利な道具です。

昔だと床に座り込んでのスタイルなので、
タタキ台で足で押さえて鑿と槌をふる姿をよく見ましたが、机と椅子だとクランプなど固定する道具を使うのがおススメです。

クランプとも、しゃこマンともよびます。

小さいものから大きいのまでいろいろ使いわけています。



古くなって表面が剥落したり虫食いだったり、鼠にかじられたりしながらも何も言わずにおられた仏さま


何百年も静かにがんばっておられても、気がつけば随分と傷んでいるものです。

見慣れた古い仏さまの姿もかつては新しい時があったわけです。

お修理をするのも仏師の大切なお仕事です。

表面の古い彩色や漆箔も洗い流し、劣化した膠も全て取り除くと、ばらばらのたくさんのパーツになります。

乾かしてから元通りに組み立て、足りない部分は新しくつくって補います。

それから新しく漆箔すると、かつての姿を取り戻すのですね。

よみがえった仏さまは、またチカラを発揮してくださる事でしょう。

画像は江戸初期?のお釈迦さまの台座の部分ですが、とても手の込んだ彫刻が随所に見られます。

この秋には、完成してお寺にお戻りになる予定です。

このブログで以前に紹介した仏さまのものなんです。



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