浄住寺の本尊、釈迦牟尼像から納入品が出て来た件について

まだ細かいところはわかっていません。


お修理は粛々と進んでいます。


本尊の漆塗りの下に貼ってあった南無阿弥陀仏と書かれていた紙はずいぶんと虫に食われていたことから

やはり新しく漆箔を施す事となりました。


まずは水で汚れや古い漆など木地が出るまで洗い落とす作業から始まります。


接着力の落ちた古い膠も全て取り除き

新しく接着していきます。


要は、木で彫られた部分だけが昔のもので

あとは全て新しい材料でし直す方法です。


で、釈迦牟尼像も水につけられ汚れオトシの作業を進めてくれていました。

あれ?

これはなーに?


ふたつに分かれた頭部の内側にあったんですね。


洗い作業を進めていた仏師が持って来てくれました。


とても小さな包みが大切に渋紙でまかれ、

美しい黄緑色の金蘭と紫色の金蘭が重ねられた?おそらく包んであったのが開いてしまったのだと思われます。

中身はなんなんでしょー!?


ハヤる気持ちを抑えつつも中身を想像してやみません!


なんだと思います?


またまた続きです。






手は口ほどにものをいう。



そう、仏さまの意思は手と持ち物において大部分表わされます。


とりわけ腕から手指先にかけては

仏師にとっての見せ所?のひとつでもあります。


仏さまはヒトではないけどヒトのカタチをしていますよね。


似てるけど違う。


赤ちゃんの手のような無垢な感じのする手とでもいいましょうか。


具体的には、関節はなめらかに

指先になるほど細くなるもののふっくらと


指先にまで緊張感がありながら自然な美しい動き。


そうそう頭や体に対する手の大きさのバランスも大切ですよね。


むつかしくとも面白く楽しいトコロでもあります。



浄住寺の釈迦牟尼像のお話の続きなのですが、お預かりした仏像は実はあと二体あります。

本尊 釈迦牟尼像のお厨子が安置されてた須弥壇上には
脇の隠れたスペースに無造作に片付けられた仏さまが二体ありました。

ずいぶん痛んでるようです。


この際なので、片付けも兼ねて全て須弥壇から降ろしたところ
これまた珍しい仏さま、そしてお地蔵さまがおられたんです。

珍しいというのは、本尊よりも小ぶりのお釈迦さまの事なんですが
いわゆる出山の釈迦と言われるカタチです。

修行し痩せてぼろぼろの衣を纏った姿なのです。
あまり彫刻では見かけませんね。
おそらく本尊と同じ頃の作と思われます。

私が気になっていたのは、もう一体のお地蔵さま。


ぱっと見は平安時代の様相です。

ずいぶんと痛んで彩色もわからないくらい汚れていますが、よく見ると截金らしき文様もうかがえます。

仏所に持ち帰ったところ仏師の皆の見解も平安時代後期かなと。
11〜12世紀ごろね。

同志社大学の井上先生も平安時代後期とおっしゃったのでこれはいよいよ間違いないかと。

両手、両足先が無いのと持物が無いなどの他多少の欠損はあるもののなんともスッとしたかわいいお地蔵さまです。

時代の古さもさることながら将来的には文化財となるかもしれないとの見立てです。

ほーほー!
なんだか皆ちょっとした興奮状態。

だって800年以上前の仏さまなんですもん!

                       これまた続きまーす。




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