次に来るもの、
もう、おわかりですね。

水…でございます。

これも形が定まりませんね。

雲も水蒸気ですからある意味同じとするべきなのかもしれませんが

この場合は、川や海など液状のものを指す事にします。

画像のは石庭のミニチュアです。

石の配置などあーでもないこーでもないと並べて砂に波紋を好きに描いて遊ぶので、結構たのしいんですよ。


で、川であれば流れを、海であれば波やうねりの大きさで水のエネルギーまで表現することになりますね。

波濤を加えるとより激しいカンジになります。

湖沼はあまり流れを意識せず、波紋など表面の動きの変化を描くのですね。
波紋など、とても美しいですよね。

波でもなんでもリピートが大切です
リズミカルにリピートしている様は同一の質のもの…水にカンジるのですよ。

同じ水でも動の表現と静の表現を使い分けることで、場のイメージが変わってきます。

弁財天さまは水とゆかりがあるので
周りを水に囲まれた岩座などに安置する事が多いですね。

なので竹生島や江の島など実際に水に囲まれた島にお祀りされてるのは有名ですが、
池などの真ん中に弁財天さまをお祀りしてあることもよく見かけます。

水の表現としては他に水煙…すいえんがあります。

滝など細かく飛び散って霧のように立ちのぼる感じの様子とあり、塔の上にある九輪の上部についています。

薬師寺の五重の塔で
飛天をあしらったものが有名ですてきですね。


身近にあって私たちの生活においてもなくてはならないもの。

役立てるためにコントロールしなくては
えらい事になります。

火焔…燃えさかる炎。

仏さまの世界にもよく登場します。

不動明王の身体を取り巻くような火焔光背はよく知られていますね。

容赦なく全てを焼き尽くす炎は恐ろしくもありますが、悪いモノゴトも焼きはらってくれるような気がします。

最近では、身の回りで炎を間近に見る機会がなくなってきました。

寺院ではお護摩を焚かれる事がありますね。

お坊さまがきちんとコントロールしておられるのでココロ置きなく炎の動く様を拝見できます。


ドンドン燃え盛る炎は生き物のように激しくなり、伝わる熱さで気持ちもハイになってまいります。
身体の奥底の原始的な何かをくすぐるというか。

無事に炎がおさまると、なんともココロもカラダもすっきりするのは不思議な感じです。

で、この火焔を大なり小なり表現するのですが、大きくうねるような炎は風を巻き起こし動的な怖さをダイナミックに表現します。

めらめらと舌のような炎は規則性をもちながらもそれぞれの動きと呼応し
それでいて不規則な動きも混じえます。

なーんて、文章にするとワケわかりませんが、いろいろな例をみたり、描いたりしていくうちに、こんな感じかなと掴めていくのですね。

ちなみに不動明王の火焔光背には迦楼羅炎と言って鳥のような炎を配します。

カタチの定まらないもの。
それでいてよく表現の材料となるもの。

私たちの誰もが必ず知ってるもの。

いくつかあるなかで…例えば、雲。
そう、空のくも。

            真やさんの作品です。 

雲にのる。

有名どころでは雲中供養菩薩かな。
読んで字のごとく雲の中におわします。

中心の阿弥陀さまも雲の上におられる。

彫刻であれば、台座や光背の装飾としてよく使われますね。
モクモクした独特の表現をします。

空に浮かぶホントのは決してこんなでは無いのだけどね。

まれに、乗っかれそうな雲を発見して
こんな風につくったら、あるいは描いたら雲に見える?と試行錯誤しながら制作したのだと想像します。
だって雲とわかるから。

カタチの無い水蒸気の塊をきっと苦心して表現していくうちに様式が出来たのでしょう。

人間には出来ないことを軽やかにやってのける仏さま。

きっと移動するのだって雲にのるんだよね。
人間みたいに歩いたり走ったりしない気がするから。
だから表現しなくてはならないんですよ。

雲というものは
遠い空の向こうを象徴しながら
移動し、目の前に出現する事で
地上にいる私たちと結びつけてくれます。

雲があるというだけでそこは空という果てしない空間を意味する便利?な素材となるのですよ。









Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

ブログ記事でご紹介した各地の位置を地図から総覧いただけます。ぜひ旅先でお立ち寄りください↓

これまでの記事をまとめてご紹介
『かゆう雑記帳』↓

Selected Entry

Archive

Comment

Link

ブログ記事をお読みになられた後に両バナーをクリックしていただければ励みになります↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

Search