どういうわけか、私の手元に来られた身丈2寸程の観音さまです。

いわゆる金銅仏の類いでしょうか。

日本での、金銅仏の歴史は飛鳥時代あたりまで遡ることができます。

この観音さまはもちろんそんな古いものではないし、良し悪しを論ずる程のものではないのは明らかなのですが。

手から手へ託されて、今ここにあることの不思議というのでしょうか。

金銅仏好きでもあることに加えて、手の中にすっぽりと収まる小さい仏様になんとなく親しみを覚え、手元に置くことにしました。

なーんか、可愛いなー。
手の中でにぎにぎしてるあいだに情がわく?とでもいいますか。

木の仏さまだと素手で持ったら汚れるし、
にぎにぎなんて出来ないので、スキンシップゆえに親しくなってしまったのでしょうか。

プライベートな空間に仲良くなった仏さまがおられるというのも良いものですね。


川端龍子の企画展というのでまいりました。

堂本印象も大好きな日本画家ですが、川端龍子もまた、大好きな日本画家の一人です。

ダイナミックな構図や筆致は色あせる事なく迫ってきます。

むかーしに、東京の川端龍子記念館に行ったなぁと思いだしながら拝見しました。

その時は大きさと迫力と数の多さに圧倒されましたが、ダイナミックな筆運びの中に緻密で繊細な筆使いが見てとれ、計算された構図や材料の選択にまたまた、凄ーいと唸ってまいりました。

厚かましく寄れるだけ近寄ってしまい、イカンイカンと自制しながらゆっくりと拝見できました。

堂本印象の色あいや筆致も、何度みても素敵です。

たくさんの宗教的なモチーフを絵画にされている数少ない巨匠ですね。

今回の企画展は、数こそ少なめですが二人の作品がコンパクトに拝見でき、とても満足でありました。


東博での正倉院の世界、後期が公開されています。

私としては、前期後期ではなく一度に公開してほしいものです。

後期では、ウチの仏所で制作しました迦楼羅の伎楽面が展示されてます。

ちょうど昨年の今頃から取りかかり半年以上かけての制作は、なかなかのハードな仕事となりました。

実際は近寄ることもまして、手を触れることもできない重要文化財です。

飛鳥時代の最古のお面とはいえ、当時の人の感性の素晴らしさに教えられる事ばかりです。

3Dの技術で作った樹脂原型から、欠損部の推測や、材料の吟味、手法に至るまで当時の再現というテーマのもと、仏像制作のおおもとをたどる意義ある時間でした。

研究員の方との濃密な話し合いのもとでの完成までの長い道のりは、なんと楽しい時間であった事でしょう。

研究員さんならではの細やかな観察力や考え方は、私たちにとって大変な刺激になりました。

同時に制作した呉女の面も、東博の法隆寺館にてご覧いただけるそうです


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