神代杉などに代表されるように、湖底などの泥のなかに千年、2千年と埋れたままになっていた木のこといいます。

なんとも言えないグレーがかった茶色と言うのでしょうか。

長ーい時をかけて出来上がった色ですから
普通のとは違った美しさがありますね。

欅や楡などもありますが、これは桧の神代なんです。

あまり出会うことがないのですが、ずいぶんと前にいただいたのをやっと使おうという気になりました。

小さいものでしたので、何がつくれるかなと迷っておりましたが、やっぱり誕生仏。

お釈迦さまがお生まれになった時の姿ですね。

普通の桧とは違って刀の感触が柔らかく、ヘタをすれば潰してしまうのを、目にそって優しく削っていきましょう。


不動明王を始めとする明王の類には必ず火焔の光背を描きますね。

まして周りから囲う大火焔となると、なかなかのパワーを感じさせます。

全てのワルいものや、その根源となるものまで、これでもかという程焼き尽くす。

もちろん尊像自体も武器になる金剛杵や剣や弓矢などを持ち、恐ろしいことこの上ない姿だったりします。

護摩を焚かれたときなどに感じる容赦ない焔の勢いや熱さを思い出しながら、様式化された仏画としての火焔に投影していきます。

画面上では、大抵向かって右上部方向に燃え上がる焔を丹や辰砂などの赤い絵具で描いていきます。

アクセントに墨や金泥などもよく使います。

焔をくねらして、おどろおどろしい業火のイメージを鮮やかに表現するのに、カタチのない焔にカタチを持たせ描くことの楽しさは仏画の醍醐味でもありますね。


根付きの松を買ってきました。

お正月を迎えるのに、揃えるものの一つです。

神さまが降りてきて根付いてくれるようにとの事だそうです。

この根っこがついたままの松を飾るのは、もちろん古事にならってのものですが、普通ならば根っこなど切ってしまうところを、土が付いたままの野生的なすがたに水引をかけて特別な役割を与える。

生け花でもないこの根付きの松は、根があるからこその神聖さを体現していて、心惹かれるものを感じるのですね。

ワタシにとって神さまと仏さまは同じラインの上にいらっしゃって、見えないからこそあれこれ想像しています。

年に一度の神さまがお越しになるチャンスをのがしてはなりませんね!


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