奈良といえば仏像。
仏像といえば奈良。

奈良はなんといっても仏像の聖地とでもいいましょうか。

そんな奈良で長年、仏像彫刻やまと会として彫刻の教室をされており
この度の展覧会は38回目となります。

毎年の事ながらいつも思うのは
奈良という地の利のせいか
仏像がバラエティ豊かでいろいろと挑戦しておられるのですね。

おおらかで楽しいキャラクターの上本法蘊慶舟(うえもと ほううんけいしゅう)先生のもと皆さんのびのびと制作されている様子が伺えます。

一人ひとり思い入れのある力作を拝見し、制作の苦労ばなしを伺ったりしての楽しいひとときでした。

会場には作品の間にこれまたステキな小ぶりの盆栽が配置されています。

生徒さんが丹精こめた植物たちなのです。

珍しい木々の生き生きとした彩りが
ややもすると難しくなりがちな仏像に
親しみやすさをもたらしてくれているようです。


ユネスコ無形文化遺産に2016年一括登録された〈山・鉾・屋台行事〉のなかに岐阜県の大垣まつりというのがあります。

 

 

370年の伝統のお祭りですが
例に漏れず戦災の難にあいながらも
町の方々の尽力で復興されています。

 

13基ある軕
やま  と読みます。

 

それぞれに工夫を凝らした軕の中に松竹軕
というのがあります。

 

謡曲「竹生島」から題材をえたもので
弁財天を首座にお祀りし龍神のからくり人形とともに配されています。

 

昭和60年に宗琳のもとに弁財天のご依頼をいただぎ制作いたしました。
一昨年にはお修理などのため仏所でお預かりしておりました。

 

ユネスコ無形文化遺産の登録を機に、傷んでいた本体の完全修復と共に、弁財天のお色直しや衣装の新調など、美しく生まれ変わっています。

 

5月の12日13日の本番に先立ち
松竹軕修復完成のお披露目にご招待いただきました。

 

軕には踊り舞台が備えつけられており
可愛らしい子供たちがあでやかな踊りを披露してくれました。

 

龍神からくり人形が動き出し、ウサギに変身し餅をつく所はなかなかの見ものですよ。

 

ウサギのついたお餅として
踊り終えた子供達が、お餅をたくさんまいてくれます。

 

本体の解体修理は日本ならではの漆の美しさに螺鈿や蒔絵がくわわり、津軽塗の面白さがアクセントとなり素晴らしい出来映えでした。

 

青空の下、すべてがきらきらと輝いておりました。


25回めの展覧会を催されました。


いつもながら和気あいあいとした雰囲気です。

宮本先生のご指導のもと
仏像に限らない彫刻の作品もあって
楽しく拝見させていただきました。

気さくなお人柄の先生らしいユニークな作品も拝見できます。

展覧会期間の彫刻体験コーナーでは
何種類かの先生オリジナルのモチーフを作ることができます。

簡単なのから少し難しいのまであって
やってみたいゴコロをくすぐります。

道具も材料も揃っていて手軽にやらせていただけますよ。

彫刻刀を持って木を彫る。

学生の頃からありそうでない彫刻する体験を通して立体をつくる楽しさを味わっていただける貴重な場ですね。

毎回熱心に続けておられる事にいつも感心させられます。



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