仕上げの段階になると、いろいろな選択肢がでてきます。

彫刻だと最後の仕上げのけずりが終わると截金彩師の真やさんに預ける事になります。

仏さまの衣装には様々な文様で彩られます。

昔から使われている古典文様やそれをアレンジしたもの、全く新しい真やさんのオリジナルなど様々です。

文様も大切ですが、仏さまに対する柄の大きさや詰めかた、他の文様とのバランスなど
配慮しなくてはならない事がたくさんあります。

配色もとても重要なですね。

それぞれの仏さまに合わせて、彩りも文様も
その場で決めていきます。

立体は全てが曲面なので平面に描くのとまったく勝手が違うんですね。

下描きもアタリを取る程度で描かないのが普通です。

下描きは、手間がかかる上
表面が汚れてしまう、変更がきかないなど
マイナスな要素が多いんですね。

熟練するとはこういう事なんでしょうね。

美しい色と文様が織りなすこの技術は彩色と截金を駆使して感覚をたよりにつくり上げられていきます。

仏さまの世界を荘厳に表現する手段として
なくてはならないものなんです。

私も彩色や截金も一通りできるのですが
かなわない事がわかっているのでやらないんです。

あ、仏画は描けるんですけどね。




とうとう。
とうとう左右が合体いたしましたー!

少しずつ進めていたので、ずいぶんと長くかかってしまいました。

いつかはこの日がやって来るとは思ってましたが、とうとうです。

まだジョイント部分の修正など、やることは残っているものの完成が間近に迫ってきたことを実感したのでした。

観音さまの光背になるのですが、つい手間のかかる舟形にしてしまい

いつになったらできるのやらと他人ゴトのように思っているあいだに

季節も変わっていた次第です。

八葉とよばれる頭の後ろ辺りにくる花が残っています。

はやく完成させてしまいたいな。


仏さまの衣装といえばチョット変わってますよね。

日本ならではの着物ではないし、
もちろん洋服は違うし、
仏教のルーツであるインドの衣装でさえもちと違う。

お坊さまの袈裟に関しては如来の纏う大衣と共通したものもあります。
袈裟については、お釈迦さまの糞掃衣に由来します。

明王や菩薩の衣装の多くは、裙(くん)条帛(じょうはく)天衣(てんね)と呼ばれる3種類からなります。

裙はいわゆる腰巻きみたいなカンジでしょうか。
身体の中央であわせ、腰紐で結わえています。
裙の上部は折り返して、短い飾り布を重ねたりしているときもあります。

条帛は左肩から右脇に斜めに掛けている細長い布です。

天衣は両肩に掛けている長ーい布ですね。
ショールではありませんよ。

基本は、右肩から左腕に、左肩から右腕に
優雅に掛けています。
ややこしいところで、こんがらがってしまいそうなトコですね。

もちろん変則もアリなので、あくまでも基本形です。

画像の不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)は、変わった条帛です。
鹿皮を左肩に纏っているのですね。

天台系の六観音のなかのひとつとされています。



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