さてさて。


浄住寺さま。

そして、装潢師(そうこうし)の宇佐美さんにお越しいただきました。


いよいよお釈迦さまの頭部から出てきた小さな包みの開封です。


ちなみに装潢師とは、絵画や古文書など文化財の保存修理を専門とした技術者の事を言います。


以前出て来た美しい写経なども装潢師さんにおまかせする事で、もっといろいろな事が分かってくる事と期待してます。


とはいえ、開封作業はとてもデリケートです。

時間をかけて少しずつ少しずつ竹のヘラで剥がしていきます。


うーむ。


せっかちな私にはとてもじゃないけど出来ないなー。


辛抱強く開封作業は進んでいきます。


重ねられた紙を慎重に剥がしていくと。


小さなお地蔵様の頭のついた変わった絵は

きちんと裂地で飾られています。


さらに美しい裂地に大切にくるまれた

小さな金属で出来た仏さまは阿弥陀さま。

さらに小さな仏さまは観音さまでしょうか。


仏さまの中にさらに込められた

この小さな仏さまたち。


なんとも言えない不思議と言いましょうか、


どんな人達がこの仏像にかかわり、思いを込めて巻物やこのかわいらしい仏さまを納めたのか想像してやみません。


今でいうところのタイムカプセルはちゃんと確かに開けられました。


さて、私たちがなすべきことは

きちんとこれらを未来にむけて送りだせるように


傷んだ部分をケアし、読み解き

元どおりにすることなんですね。







今年の元旦からブログを始めて2回ほど記事に書いていた観音さまの光背。


ほんの少しずつですがやっと雰囲気が出て来ました。


仕事の合間に進めているので、なかなかはかどらないのだけど。


周りの透かし彫りのところは宝相華唐草と言います。


宝相華(ほうそうげ)とは架空の花でお浄土の花なんですね。


光背の周りは、仏さまのオーラを表現してるんですが唐草に限らず、いろいろなデザインがあります。


カタチもいろいろ。


はっきりと決まっているのではないんですね。


光背はそれぞれの仏さまの世界観を表現していて、その表現はひとえに仏師に委ねられことになります。


仏像についてのみ語られる事が多いのですが

本来から言えば仏さまを中心にすえた光背や台座

ひいては周りのしつらえから仏さまの家である建築までをひとつの世界と見るのが理想と考えます。


あ、はなしが広がってしまいました。


戻って光背です。


まだまだ先は遠いですね。



浄住寺の本尊、釈迦牟尼像から納入品が出て来た件について

まだ細かいところはわかっていません。


お修理は粛々と進んでいます。


本尊の漆塗りの下に貼ってあった南無阿弥陀仏と書かれていた紙はずいぶんと虫に食われていたことから

やはり新しく漆箔を施す事となりました。


まずは水で汚れや古い漆など木地が出るまで洗い落とす作業から始まります。


接着力の落ちた古い膠も全て取り除き

新しく接着していきます。


要は、木で彫られた部分だけが昔のもので

あとは全て新しい材料でし直す方法です。


で、釈迦牟尼像も水につけられ汚れオトシの作業を進めてくれていました。

あれ?

これはなーに?


ふたつに分かれた頭部の内側にあったんですね。


洗い作業を進めていた仏師が持って来てくれました。


とても小さな包みが大切に渋紙でまかれ、

美しい黄緑色の金蘭と紫色の金蘭が重ねられた?おそらく包んであったのが開いてしまったのだと思われます。

中身はなんなんでしょー!?


ハヤる気持ちを抑えつつも中身を想像してやみません!


なんだと思います?


またまた続きです。






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