東洋大学国際観光学部の学生さんたちが、京都でのフィールドワークの一環として仏所に見学に来られました。



教授の須賀先生を初め引率をされた"和のこころ"の方と8名のかわいい学生さん達です。


仏像の展示室で、たくさんの仏像をご覧いただきながら仏像の歴史や造り方などお話させていただきました。


工房では実際に仏像をつくるところも間近にご覧いただき、より興味を持ってもらえたと思います。


お寺や博物館の仏像だけでなく、新しい仏像や今なお引き継がれている仏師のすがたを通して、より身近に仏さまを感じてくれることを願っています。

      孔雀明王

孔雀の上に座す変わった明王さまです。

作例は少ないですが、孔雀というところが魅力的ですよね。

四臂(よんぴ、4本腕があると言うこと)の仏さまで、明王とつくわりに、菩薩のすがたです。

高野山金剛峰寺にある孔雀明王をお手本にしました。

私の制作したなかでは小さいですが、小さいなかに、宝石のようにぎゅっと詰まったチカラ?のような何かを込めたいなと。

極彩色仕上げなので木彫なのがわかりにくいですが、小さいながらに玉眼にして御身は漆箔に金粉まきに。

宝冠や胸飾りは飾金具 (ふだんはあまり使わない) で制作をお願いしました。

身にまとう衣や孔雀の羽根などは截金で仕上げるなど、手間ひまかけて出来上がりました。

      製材されたもの


どんな木を使いますか?

仏所に見学に来られたかたのほとんどがこの質問をされます。

では、仏像にとって材料となる木は
何を重要とされるのでしょうか?

まずはよく使う檜から。


それも木曽檜。

そう言われて、おおスゴイと思われるのは建築関係の方くらいですかね。

檜はもちろん木曽以外の土地 ( 九州、四国、本州は福島県あたりまで ) で広く分布していますが、
木曽檜は、檜の中の檜なんです。
ブランドですね。

自然の厳しい木曽で育まれた檜は、香りの良さはもちろんのこと
そのキメの細かさと色合いの美しさ
狂いの少なさを特徴とし、また彫刻に適した柔らかさがあります。

まっすぐに目が通っているので、寄せ木づくりにしたりできます。

楠は個人的に良く使います。

ノミを入れた時の感触 (めちゃカタイときもあり ) と、飛び散るように香るスーッとした香りがとても好きです。

独特の木目で、いろいろな方向から刃先が入ってくれるので私のつくりたい作品には向いているのです。

比較的暖かい地方 (九州、四国、本州中南部
)に分布しており飛鳥時代にすでに仏像に使われています。

榧(かや)も必要に応じて、特に小さく細かな彫刻の仏像に使います。

少し前までは、インド産の
老山白檀を良く使ってたのですが、
原木の輸入が無くなってからは材料自体が希少価値の高いものとなってしまいました。

いずれの材にも仏像にとっての大切な共通点があります。

それは古くから言われていることで

とても大切な事なんです。

仏像は香木でつくること。




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