原型を作っています。

大日如来です。金剛界の。

油粘土を使ってカタチづくるのですが
本来なら原型はなくともつくることは出来ます。

では、なぜつくっているのでしょうか。

粘土で原型をつくるとき。

前例のない要素が含まれる、平たく言えば
やったことの無いカタチにするときに原型制作をするわけです。

大日如来は仏さまの中ではオーソドックスなので、本来なら原型をつくることはありませんね。

この大日如来は、お顔を大きくしてください
というリクエストなのです。

もちろん他にもいろいろあるのですが

顔を大きくすると頭が大きくなる。

カラダとのバランスが全て変わってくるので、確認のため原型をつくるのですね。

絵画でいえば、下絵のようなものでしょうか。

けっこう頭を大きくしていますが、見慣れてしまうとフツーに見えてくるのが不思議です。

あ、まだ腕から手にかけてはこれからです!


まだ未だ出来上がらない光背ですが、少しずつ進んでおります。

なんだゼンゼン進んでないやん!

と思われる向きもありましょう。

が、ぱっと見ではわからないかも。

今は光背の全体を薄くして
カタチを整えて仕上げてゆく段階です。

仕事の合間とはいえ遅々として進んでいるように見えない、いやいや、少しは進んでるところを見直して喜んでましたが、

ここまできたら完成した姿も見えてきたような。

唐草の蔓の流れを気持ちよい曲線になるようたどりながら、細部を整えていきます。

宝相華のカタチも同様です。

まだまだ、完成までやる事いっぱいでした。


ギャラリーでも紹介しましたが、白衣観音という観音さまがおられます。
 
今は違いますが、何でもかんでも流行は常に大陸からやってきた時代がありました。

儀軌というキマリゴトの厳しい密教世界がはやったあとはちょっと違ってまいります。

密教世界は、一言で言うと絢爛豪華、ゴージャスで華やかな仏の世界の実現を目指してつくられています。

その後入ってきた禅宗の世界観は、シンプルで自然の中で調和し、仏を見いだし感じる事を大切にしているようにみえます。

一見真逆で、例えるなら
豪華なフレンチいや中華のコース

素材を選びそのもののよさを引き出す和食

私はどちらも好きですね。

で、白衣観音さま

禅宗文化のなかで白衣観音さまが好まれるのですが、水墨画の題材としても描きやすかったのではと推測します。

彫刻では白衣の下に隠れた部分は表現できませんが、絵画ならばと描いてみた、私なりの白衣観音さまです。


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