仏師の関わる儀式としてよくあるのは、「開眼法要」がありますが、もう一つ「鑿入れ式」というのがあります。

新しく仏さまが生まれる最初の一刀を入れるのは、やはり発願者である施主であるべきとの事からと考えます。

仏所での全ての仏さまに当てはまるのではないですが、お寺のご本尊や相当の仏さま、あるいは念持仏など、ぜひと思われる仏さまについてはこの「鑿入れ式」を執り行っています。

式次第ついては、それぞれ施主が思案してこられますが、基本的に仏所の仕事場に置いて執り行う事になるので、お越し頂かねばなりません。

もちろん施主を始めに関係者の方々も一刀ずつ入れていただき、最後に仏所が引き継ぎ全員一刀ずつ重ねていきます。

それだけの事ですが、仏所にとってはこれからの大切な仏さまを施主になり代わって木から仏さまをおつくりする使命をずっしりと感じます。

大抵のかたは、鑿と木槌を持つなど初めてなので緊張しました、とおっしゃいますが同時に仏さまとのご縁をより深く結んで頂けたのではないかと思います。

この観音さまは、僧侶であり落語家でもある露の団姫さんが尼崎に開かれる道心寺のご本尊さまなんです。

来年の春、開山です。


三宝荒神の原稿をつくってます。

かまどの神様として台所におまつりすることが多いようです

荒ぶる神と書くくらいですから怖い顔の上に目が三つあり、左右にもコワイ顔がついてます。

牙を剥いた口はあいてたっけ?

いわゆる三面六臂で、腕も6本それぞれに武器や宝具をもった荒ぶる神様で日本独自のすがたなのだとか。

菩薩であれ、明王であれ、手の多い仏さまはよく働いてくれるというカンジがします。

なんか効き目がありそう、いや、あるのですよ。

そういえば、近くに荒神さんと親しまれてる清荒神がありますが、行った事無いな。

いつでも行けると思ったらなかなか行かないもので、これをきっかけにお参りしてみようと思いました。


どういうわけか、私の手元に来られた身丈2寸程の観音さまです。

いわゆる金銅仏の類いでしょうか。

日本での、金銅仏の歴史は飛鳥時代あたりまで遡ることができます。

この観音さまはもちろんそんな古いものではないし、良し悪しを論ずる程のものではないのは明らかなのですが。

手から手へ託されて、今ここにあることの不思議というのでしょうか。

金銅仏好きでもあることに加えて、手の中にすっぽりと収まる小さい仏様になんとなく親しみを覚え、手元に置くことにしました。

なーんか、可愛いなー。
手の中でにぎにぎしてるあいだに情がわく?とでもいいますか。

木の仏さまだと素手で持ったら汚れるし、
にぎにぎなんて出来ないので、スキンシップゆえに親しくなってしまったのでしょうか。

プライベートな空間に仲良くなった仏さまがおられるというのも良いものですね。


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