白衣観音    その名の通り白い衣を纏った観音さまです。


水墨画などで衣装をすべて白く表現してる例が一般的ですが

頭部にかかる白衣や大衣を透けた感じに、

裙には彩りと柄をそえて私なりに工夫してみました。






昨年完成しました。


密教において、金剛界大日如来と並んで中心をなす仏さまです。


あたりまえに難しいです。


厳しく気高い存在でありながら、母の胎内を連想させる胎蔵界という言葉の響きに慈愛を感じ、現すことができればと思いました。


木曽ひのきの木地に截金彩色を真やが施しています。


いつもながら、過不足のない優しい仕上がりです。


高野山別格本山 一乗院さんに参りました!

寒いのはちょーニガテな私にとっては、この季節に参らせて頂くすなわち修行…みたいなもんです。

もちろんお仕事ですので、そんな事言ってたらバチが当たりますが。

一乗院様とは、阿字観の軸装をご依頼頂いたのをはじまりに、本堂の欄間彫刻をはじめ脇陣から裏堂にかけての地袋の絵画や花丸天井を手掛けさせていただきました。

松久宗琳仏所の仏師たち一同、素晴らしいお仕事に携わる事ができ、とても感謝しております。

本堂には荘厳され厳かな雰囲気に本尊弥勒菩薩やいろいろな仏様がおられ、リニューアルされた裏堂には、宗琳作(父です)の等身大の十一面観音像と光華観音像が安置されています。


こうして時々お山に上がらせていただいて
観音さまにお会いするのも楽しみのひとつです。


ここは宿坊とは言いながら、高級旅館のような設備が整っており、実は真冬でも快適に過ごすことができるお寺です。

私のもう一つの楽しみに精進の食事があります。

料理の品々は、味覚はもちろんのこと視覚的にも美味しく四季折々工夫されています。

趣向をこらしたお料理に、料理人の細やかなお心遣いを感じ取ることができます。
今日は工事がおありとかで、宿坊としてはお休みされてて、残念ながらお食事はいただけなかったのですが。

お山の清浄な空気と、宿坊の隅々まで清められた贅沢な空間に
ほんのひとときですが、身を置くことをありがたく思います。

おっと私は何をしに来たのでしたっけ。

実は、仏さまのお修理のためでした。

今回はお預かりに参ったのですが、大切に持ち帰り 傷みをお直ししてまた、春にはお戻りになる予定です。

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