品川駅から近くに高野山東京別院があります。

そこでの研修会にて、写仏をお教えする機会をいただきました。

午前から始まりお昼をはさんで、の3時間程の予定で行いました。

写仏というと筆ペンでなぞるだけというのもあるそうですが
せっかくなのでちゃんとした?写仏を体験していただく事と
初めての方も楽しんでいただく事を念頭にプランを練ってまいりました。

仏さまは、やはり高野山ということでお不動さまですよね。

南院の有名な波切り不動さまは弘法大師みずからのお作との事です。

お顔を絵にして色もつけていただけるように顔彩という絵の具を使って彩色のお手本もつくっておきました。

薄美濃紙の下にお手本を敷き、墨でなぞり描きをした後、同じ顔彩を使って彩色して仕上げるという形です。

写仏は初めての方がほとんどで、筆の持ち方から簡単な筆の練習をしたのち、挑んでいただきました。

すごく緊張されてましたが、完成してみての良い出来に喜んでいただけたのではと思っています。




鑿入れ(のみいれ)式
と仏師のあいだで言われていますが、お坊さまからは
御衣木加持(みそぎかじ)と呼ばれる儀式の事をいいます。

これからおつくりする仏さまの材と道具、場所そして携わる仏師をお清め頂くことがおもな目的です。

仏さまの大小は関係なく、仏さまと施主と仏師とを繋ぐ大切な儀式なのです。

もちろん儀式はなくとも仏師は仏さまと施主のために全力を尽くしますが
こういう儀式をしていただくことは、仏さまの存在をより明確にし、施主の思いを仏師が受け取る大切な機会なんです。

仏師は技術者ですが、仏さまと施主の仲立ちをする役目でもあります。

仏師は一方的におつくりするのではなしに
信頼いただいた上で施主の手に成り代わるのだということなんです。

以前はお寺の御本尊など大きな仏さまに限って行っていましたが
最近ではおつくりするという機会を大切にする意味でご希望いただければ取り行なっています。

仏さまが完成する何ヶ月かの間を遠方から心待ちにしておられる事に心新たまるも嬉しくおもうのです。


小さめの仏さまをおつくりしようと思います。
前からあたためていた原稿を基に制作に入ります。

今回は榧を使いますが、実は初めてなんです、榧の木。

木肌もすこし黄色みを帯びて、桧とはまた違った趣きがあります。
榧は古い時代に、よく使われている例があります。
檀像のような感じができるので好まれたのでしょうか。

いつもながら、初めてなので少しキンチョーしてしまって、出来るんかなー?とワクワクしつつ眺めております。

小さいので粘土原型も作らないので、大丈夫かな。

わいろんな仕事の合間に制作するので、時間がかかるかもしれませんが、こつこつ楽しんで行こうと思ってます。


Calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

ブログ記事でご紹介した各地の位置を地図から総覧いただけます。ぜひ旅先でお立ち寄りください↓

これまでの記事をまとめてご紹介
『かゆう雑記帳』↓

Selected Entry

Archive

Comment

Link

ブログ記事をお読みになられた後に両バナーをクリックしていただければ励みになります↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

Search