東博での正倉院の世界、後期が公開されています。

私としては、前期後期ではなく一度に公開してほしいものです。

後期では、ウチの仏所で制作しました迦楼羅の伎楽面が展示されてます。

ちょうど昨年の今頃から取りかかり半年以上かけての制作は、なかなかのハードな仕事となりました。

実際は近寄ることもまして、手を触れることもできない重要文化財です。

飛鳥時代の最古のお面とはいえ、当時の人の感性の素晴らしさに教えられる事ばかりです。

3Dの技術で作った樹脂原型から、欠損部の推測や、材料の吟味、手法に至るまで当時の再現というテーマのもと、仏像制作のおおもとをたどる意義ある時間でした。

研究員の方との濃密な話し合いのもとでの完成までの長い道のりは、なんと楽しい時間であった事でしょう。

研究員さんならではの細やかな観察力や考え方は、私たちにとって大変な刺激になりました。

同時に制作した呉女の面も、東博の法隆寺館にてご覧いただけるそうです


御即位記念特別展という事で、東京国立博物館ではじまりました。

正倉院だけでなく東博が所管する法隆寺献納宝物もあわせ展示されており飛鳥、奈良時代を代表する宝物を鑑賞することができます。

本でしか見たことない宝物を間近に拝見、あるいはぐるっとひと回り、憧れの琵琶の美しいこと!

緻密に再現された模造の逸品も素晴らしく一見の価値、いや何度も観たいものです。

当時の技術の高さもさることながら、洗練された意匠は、今なお輝きを失わず新鮮な驚きを与えてくれます。

ご縁を頂き、内覧会での鑑賞でしたが後期の入れ替えもまた、訪れたいものです。

実物大?の正倉院の模型も迫力です!

後期は制作させていただいてた伎楽面の迦楼羅も出品されるそう。

楽しみにまた、訪れたいと思います。


薬師如来の本体、台座と完成して、あと残るは光背だけとなりました。

デザインは、うんと前に出来ていたのを榧の薄板に写して彫り始めてきました。

まだ、表面の高さの差をつけただけの段階で、中心の八葉のところから掘り進めていくつもりにしています。

今回は白鳳あたりのモチーフをアレンジしたものです。

奈良時代にかけての仏教美術は、デザインにおいても優れたものが多く、とても魅力的なんです。

また工芸においても、正倉院に代表されるように技術や意匠が素晴らしく未だにお手本としています。

新しいものを常に求める今どきのアートとはちがって、普遍的な美しさがそこにあるからこそ、時が経っても色褪せないのですね。





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