榧のシリーズです。

座の5寸程のサイズは手ごろというか、程よい大きさですね。

古い金銅仏から、彫ってみたいと思っていたすがたです。

如来は難しいものですが、蓮台から垂れ下がる裳懸の様子がいいなぁと。

オリジナルは本体のみで台座光背は無いようなので、本体に合うように拵えます。

裳懸を一体でつくるためには仮台も必要になるのですが、ノミでたたくのは仮台に据えたままでないといけない事に今更ながら気がつきました。

ちょっとやりにくい。

理想のかたちを実行するには何かとまわり道がありますね。

そのまわり道も楽しいものです。


やっと出来た…ように思います。

螺髪が完成してから、お顔を仕上げて白毫のための穴と肉髻朱のための穴を二つ、慎重にあけました。

おでこの中心あたり、正中線を意識して最初はキリを刺して…あー痛そう、ゴメンねー。

小さいあなを徐々に広げていくのです。

ほんの2ミリ程の穴ですが、大きく深くみえるんです。

小さな水晶の白毫を何度も入れたりだしたり、おでこから少し出っぱるくらいに調整します。

肉髻朱は、頭の肉髻が盛り上がる境目あたりに穴を開け、同じように嵌めていきます。

両手も仕上げたら、とうとう最後の作業です。

足駄をつけるために、足の裏に四角い穴を開けなくてはなりません。

蓮台に垂直に差し込むため、足の裏の面に対して直角に穿つのも…ゴメンねー!と思いつつ無事つける事が出来ました。

おでこも足も、カラダの部分に穴を開けたりする時に、妙に痛々しく感じてしまいます。

はー、やっと私の出番は終わりました。

つぎはいよいよ截金です。

截金彩師 真や(まや)の出番です!


東京への出張のおかげで東京国立博物館の東寺展を拝見できました。

東寺は地元であるのもあって、おー珍しい!と言うわけではないですが、たくさんこちらに持ち込まれていて、さすがです。

有名な立体曼荼羅の仏さまがずらり15体あって近くに寄れるので、なかなかの迫力なんです。

女性ファンが多いとの帝釈天なぞ、撮影自由とあって、ついついカメラを向けてしまいました。

照明がなかなかよくて、見たいところもシッカリ見れたのと、東寺では見られない方向からもじっくり拝見できました。

時間があまりなかったので、さーっと駆け足な感じでしたが、時間があれば、1日見ていられる内容でしたよ。

素晴らしさを再認識した展覧会でした。


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