大峯山寺の護持院です。



白鳳年間、大峯開山 役行者(えんのぎょうじ

ゃ)が大峯修行のとき、麓の洞川で岩場の中からコンコンと水が湧出る泉を発見されました。


水の湧き出る洞口は「竜の口」と云われ、龍王尊の住む泉と言う意味を持って、龍泉寺と名付けられた、と説明がありました。


水の湧き出る泉など必ずと言っていいほど龍神、龍王、龍女など日本中いたるところに龍にまつわる話や伝説がありますね。


私も大好き!と言っていいのかわかりませんが、好まれる方も多いのではと感じております。


「龍の口」と言われる岩ところから綺麗な水が流れ出る様子はホントに神秘的です。


しばらく見入ってしまいます。


でも、美しい水の底にたくさん硬貨が投げ入れられております。


これは、いかがなものか。


以前に忍野に行ったときも感じましたが、せっかくの美しい水の中に…


どうぞお金はお賽銭入れにと、個人的には思っております。


まだシーズンではないせいか、行者さんとお会いできませんでしたが、あの出で立ちも興味深いですね!


このエリアは洞川温泉街で、行者さん達の疲れを癒すところでもあります。


修験道の行者さん御用達のお店もあって、


法螺貝とか、衣装その他なんでも。


わー、売ってるんだー。


地元のお薬の陀羅尼助もあちこちのお店にあって、

おじいちゃんがダラスケと言ってよく飲んでたのを思い出しました。


子供の頃、お腹の調子の悪いときにいただいきました。


あー、にっが!

良薬は口に苦し、とはこの事か。


のぞいてみたい気持ちを抑えつつ、

昔ながらのノスタルジックな雰囲気に溢れた川沿いの道を歩いてまいりました。

さてさて。


浄住寺さま。

そして、装潢師(そうこうし)の宇佐美さんにお越しいただきました。


いよいよお釈迦さまの頭部から出てきた小さな包みの開封です。


ちなみに装潢師とは、絵画や古文書など文化財の保存修理を専門とした技術者の事を言います。


以前出て来た美しい写経なども装潢師さんにおまかせする事で、もっといろいろな事が分かってくる事と期待してます。


とはいえ、開封作業はとてもデリケートです。

時間をかけて少しずつ少しずつ竹のヘラで剥がしていきます。


うーむ。


せっかちな私にはとてもじゃないけど出来ないなー。


辛抱強く開封作業は進んでいきます。


重ねられた紙を慎重に剥がしていくと。


小さなお地蔵様の頭のついた変わった絵は

きちんと裂地で飾られています。


さらに美しい裂地に大切にくるまれた

小さな金属で出来た仏さまは阿弥陀さま。

さらに小さな仏さまは観音さまでしょうか。


仏さまの中にさらに込められた

この小さな仏さまたち。


なんとも言えない不思議と言いましょうか、


どんな人達がこの仏像にかかわり、思いを込めて巻物やこのかわいらしい仏さまを納めたのか想像してやみません。


今でいうところのタイムカプセルはちゃんと確かに開けられました。


さて、私たちがなすべきことは

きちんとこれらを未来にむけて送りだせるように


傷んだ部分をケアし、読み解き

元どおりにすることなんですね。







今年の元旦からブログを始めて2回ほど記事に書いていた観音さまの光背。


ほんの少しずつですがやっと雰囲気が出て来ました。


仕事の合間に進めているので、なかなかはかどらないのだけど。


周りの透かし彫りのところは宝相華唐草と言います。


宝相華(ほうそうげ)とは架空の花でお浄土の花なんですね。


光背の周りは、仏さまのオーラを表現してるんですが唐草に限らず、いろいろなデザインがあります。


カタチもいろいろ。


はっきりと決まっているのではないんですね。


光背はそれぞれの仏さまの世界観を表現していて、その表現はひとえに仏師に委ねられことになります。


仏像についてのみ語られる事が多いのですが

本来から言えば仏さまを中心にすえた光背や台座

ひいては周りのしつらえから仏さまの家である建築までをひとつの世界と見るのが理想と考えます。


あ、はなしが広がってしまいました。


戻って光背です。


まだまだ先は遠いですね。




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