そろそろ絵を描こうと思います。

ずっと彫刻をしてると絵が描きたくなり

ずっと絵を描いていると彫刻がしたくなります。

絵ばっかり描いてると、どうやって彫刻するんだっけ?となります。

今まで彫刻してたので、どうやって描くんだっけ?
いまここです。

下絵から好みのサイズにしながら、紙に描こうか、絹本にしようか?

素材から仕上げまで、頭の中で出来上がりを想像していきます。

これはとても大事な時間です。

出来上がりを想像することで、最初に筆に含ませる墨の濃さが決まって来るんです。

よく絵と彫刻の違いを聞かれますね。

私の考えで言えば
彫刻は存在そのもの

絵は存在する空間、あるいは瞬間を切り取る
という事なんでしょう。

なので筆で描くという行為は
とても直感が働くというか

彫刻のように長丁場ではなく
その時のインスピレーションに従って割とスピーディに捗って行くんです。

それに、描き始めたらさっさとやらないと
イメージを掴みぞこねてしまいますからね。


仕上げの段階になると、いろいろな選択肢がでてきます。

彫刻だと最後の仕上げのけずりが終わると截金彩師の真やさんに預ける事になります。

仏さまの衣装には様々な文様で彩られます。

昔から使われている古典文様やそれをアレンジしたもの、全く新しい真やさんのオリジナルなど様々です。

文様も大切ですが、仏さまに対する柄の大きさや詰めかた、他の文様とのバランスなど
配慮しなくてはならない事がたくさんあります。

配色もとても重要なですね。

それぞれの仏さまに合わせて、彩りも文様も
その場で決めていきます。

立体は全てが曲面なので平面に描くのとまったく勝手が違うんですね。

下描きもアタリを取る程度で描かないのが普通です。

下描きは、手間がかかる上
表面が汚れてしまう、変更がきかないなど
マイナスな要素が多いんですね。

熟練するとはこういう事なんでしょうね。

美しい色と文様が織りなすこの技術は彩色と截金を駆使して感覚をたよりにつくり上げられていきます。

仏さまの世界を荘厳に表現する手段として
なくてはならないものなんです。

私も彩色や截金も一通りできるのですが
かなわない事がわかっているのでやらないんです。

あ、仏画は描けるんですけどね。




とうとう。
とうとう左右が合体いたしましたー!

少しずつ進めていたので、ずいぶんと長くかかってしまいました。

いつかはこの日がやって来るとは思ってましたが、とうとうです。

まだジョイント部分の修正など、やることは残っているものの完成が間近に迫ってきたことを実感したのでした。

観音さまの光背になるのですが、つい手間のかかる舟形にしてしまい

いつになったらできるのやらと他人ゴトのように思っているあいだに

季節も変わっていた次第です。

八葉とよばれる頭の後ろ辺りにくる花が残っています。

はやく完成させてしまいたいな。


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